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2023.05.10

プレオルソとは?効果は?時間は?どうやって使うの?

こんにちは。

荻窪プラム矯正歯科のブログを見に来てくださりありがとうございます。

当院は、東京都杉並区の荻窪駅南口より徒歩3分の

矯正専門のクリニックです。

本日はプレオルソについて説明します

目次

1プレオルソって、なに?

2プレオルソの対象になる歯並びはどんなものがあるの?

3プレオルソはどんな人に向いているの?

4どのくらいの期間で治るの?

5一日にどのくらい使用するの?

6ワイヤーの矯正とどう違うの?

7痛みは?違和感は?

8使えないときはどうするの?

9鼻が詰まっている人は使えない?

10いつから一晩中使えるようになる?

11子どもが全然使ってくれないときはどうすればいい?

12使い方のコツ

     

    1プレオルソって何?

    プレオルソとは、取り外しのできる矯正器具の一種です。

    主な目的は

    ①舌や唇、頬の筋肉をトレーニングすることで

    「歯並びを悪くしている原因を改善」すること

    ②プレオルソ自体の形を歯科医師が変えることで、あごが大きくなるように促すこと

    ③特殊な形状により、歯の角度をある程度コントロールすること

    この3つの目的のために使う、「取り外し可能な矯正器具」です。

     

     

     

     

    2プレオルソの対象になる歯並びはどんなものがあるの?

    プレオルソには3つの種類があります

    ①出っ歯さん・かみ合わせが深い方(過蓋咬合さん)用

    ②開咬さん用

    ③受け口さん用

    ですので、この3つの歯並びに当てはまる方は、対象となる可能性が高いです。

    しかし、プレオルソをやる前には、きちんとした検査診断が必要です。

    プレオルソだけでは治らないことや、適応外のこともあるので、矯正専門医でしっかりとした検査をしていただくことをお勧めします。

    3プレオルソはどんな人に向いているの?

    永久歯列になる前のお子様に向いています。

    そもそもプレオルソってどういう言葉かご存じですか?

    プレ=pre(前)

    オルソ=orthodontic(矯正治療)

    「矯正治療の前」って意味なの?と気づいた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

    ワイヤーやマウスピース矯正のような「仕上げの矯正」の前に行うのが

    プレオルソを用いた「小児矯正治療」「準備矯正」「予防矯正」「一期治療」です。

    用語がいっぱいあって混乱しますよね?

    でも大丈夫。

    「小児矯正治療」「準備矯正」「予防矯正」「一期治療」は基本的には同じものだと考えてください。

    したがって、乳歯や混合歯列(永久歯と乳歯が混在している時期の歯列)の方が対象となる場合が多いです。

    4どのくらいの期間で治るの?

    一晩中使えるようになってから、だいたい半年~1年くらいで変化を感じる方が多いです。

    使わないと治りませんので、患者さんの協力次第で期間も変わってくると考えてください。

    早い方は1か月で受け口が治ることもあります。

    5一日にどのくらい使用するの?

    起きているとき30分と就寝時に使っていただきます。

    起きているときはなるべく唇をとじておいてください。

    唇を閉じる練習になります。

    6ワイヤーの矯正とどう違うの?

    ワイヤー矯正は、自分では取り外しができませんが、プレオルソは自分で取り外しができます。

    また使用時間も起きているときの30分と就寝時となるので、学校にはしていかなくて大丈夫です。

    ワイヤーはお口周りの筋肉に基本的にはアプローチしませんが、プレオルソはお口の「悪い癖」を改善する「機能」にアプローチする矯正装置です。

    7痛みは?違和感は?

    プレオルソは柔らかい素材でできています。

    そのため痛くなりにくい装置です。

    もし痛いときは歯医者さんで調整してもらいます。

    違和感は・・これだけ大きな器具がお口の中に入るので

    最初はかなりありますが、

    毎日使っていくと徐々に慣れていきます。

    8使えないときはどうするの?

    まず使えない原因があるなら、それを改善しましょう

    痛いのであれば歯医者さんで調整してもらいましょう

    なかなか慣れないのであれば、

    日中使う時間を増やして、体がプレオルソに慣れるように工夫しましょう

    鼻が詰まって息苦しいのであれば、耳鼻科などにいって相談しましょう

    口呼吸は「悪い癖」ですので、鼻で息ができるようにしてきましょう。

    9鼻が詰まっている人は使えない?

    プレオルソはラグビーやボクシングのマウスピースと似ています。

    大きな矯正器具がお口の中に入りますので、

    普段口で息をしている人にとっては苦しい場合もあります。

    鼻が通っているのに、口で息をしている場合は

    「悪い癖」の改善のために頑張るのみですが、

    慢性鼻炎などで鼻が詰まっている場合は、

    なかなか使えない方が多いです。

    鼻炎の改善のために耳鼻科への受診をお勧めしています。

    10いつから一晩中使えるようになる?

    個人差がかなり大きいですが、最大で半年程度かかることもあります。

    半年以上たってもすぐに口から外れてしまう場合は、

    ほかの装置への切り替えをおすすめしています。

    11子どもが全然使ってくれないときはどうすればいい?

    お風呂に入っているときや宿題をしているときなど、

    短い時間からチャレンジしてみてください。

    お風呂は蒸気で湿度があるので、

    普段口で息をする癖がある子でも鼻呼吸しやすい場です。

    短い時間から始めてスモールステップを重ねて、

    使用時間を増やしていきましょう

    12使い方のコツ

    せっかく頑張って口の中に入れているのですから、

    より効果的にしたいですよね。

    ①しゃべっていないときは、しっかり唇を閉じておくこと

    ②つけたまましゃべってみること、痛くない範囲で噛み噛みしてみること

    ③舌の正しい位置を覚えて、

     プレオルソを外しているときも舌の位置を

     正しいポジションに位置付けておくこと

    ④あいうべ体操を併用してみること

    このようなコツを実践してみると、「悪い癖」が早く治ったり、

    装置の力が効率よくお口に加わっていく助けになります。

    まとめ

    プレオルソはとても人気の矯正治療ですが、

    あくまで目的ではなく手段です。

    歯並びをよくするための手段として

    プレオルソを行っていきます。

    お子さんの性格や体質で

    向き不向きもありますので

    しっかりと矯正専門の歯医者さんで

    ご相談していただき

    納得して治療を始められるようにしましょう

    しかし、実際使ってみないと

    わが子が使えるかどうか分からないこともありますので

    万が一、使えなかったときに

    第二第三の手段を提案してくれる病院で

    矯正治療を行うことをおすすめします。

     

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